Friendsで学ぼう【シーズン1・エピソード6解説】②

シーズン1・エピソード6
Friendsで学ぼう【シーズン1・エピソード6解説】①の続きになります。内容がわからない人は戻って確認してください。

どうもNaoです。

 

前回ではチャンドラーが一目惚れしたイタリア人の女性とデートの約束をすることができ、ジョーイの芝居そっちのけでしたね!
そしてジョーイの芝居も凄いものでしたねー今のご時世だと100%コンプラに引っかか流内容!あれはやる方もですが見る方も大変、さすがにやれと言われても出来ませんね。ジョーイだからできる内容だと感じました!

 

さて今回はそこの続きになります、ジョーイが芝居を評価され名刺をもらい、チャンドラーのデートがどのようになるのか見ていきましょう。

 

【シーズン1・エピソード6解説】迷えるチャンドラーThe One with the Butt 解説②

Chandler: Hey, kids! (やあ、キッズ!)

All: Hey. (やあ。)

Phoebe: No, ‘cause this line is passion, and this is just a line. (いえ、だってこの線は情熱だから。そしてこれはただの線よ。)

Chandler: Well, I can’t believe I’ve been here almost seven seconds, and you haven’t asked me how my date went. (えーっと、信じられないな、俺はここにほぼ7秒もいるのに、デートがどのようにいったかを君らが尋ねてこないなんて。)

Monica: Oh, right, right. How was your date, ‘Chand-lrr’? (えぇ、そう、そう。デートはどうだった? チャンドラ~。)

Chandler: It was unbelievable! I-I’ve never met anyone like her. She’s had the most amazing life! She was in the Israeli army. (信じられないほどだったよ! 彼女みたいな人に俺は今まで会ったことがない。彼女はものすごくびっくりするような人生を送ってきたんだ! 彼女はイスラエルの軍隊にいたんだよ。)

Aurora: …Luckily ①none of the ②bullets hit the engine block, so we ③made it to the border. But just ④barely and I… I… I’ve been talking about myself ⑤all night long. I’m sorry. What about you? Tell me one of your stories. (…幸運なことに、弾丸はどれもエンジンブロックには当たらなかったの。それで私たちは国境まで着いたのよ。でもぎりぎりかろうじてで、それで私は… 私、一晩中、自分のことについて話してるわね。ごめんなさい。あなたはどう? あなたのお話の一つを聞かせて。)

Chandler: All right. Once… once I got on the subway, right? And it was at night and I rode it ⑥all the way to Brooklyn… just ⑦for the hell of it. (よし、前に…前に俺は地下鉄に乗ったんだ。夜で、俺ははるばるブルックリンまでずっと地下鉄に乗ってたんだよ…特に理由もなく面白半分にね。)

Chandler: We talked till, like, 2. It was this perfect evening. ⑧More or less. (俺たちは、そう2時くらいまで話したんだ。完璧な夜だった。だいたいはね。

Aurora: ⑨All of a sudden, we realized we were in Yemen. (突然、私たちはイエメンにいるって気づいたの。)

Chandler: Oh, I’m sorry, so “we” is…? (あ、ごめん。で、「私たち」って言うのは…?)

Aurora: “We” would be me and Rick. (私たちっていうのは、私とリックね。)

Joey: Who’s Rick? (リックって誰?)

Chandler: Who’s Rick? (リックって誰?)

Aurora: My husband. (私の夫よ。)

All: Ooooohhh. (うー。)

Chandler: Oh, so you’re ⑩divorced? (あぁ、それじゃあ君は離婚してるの?)

Aurora: No. (いいえ。)

Chandler: Oh, I’m sorry. So you’re ⑪widowed? ⑫Hopefully? (あぁ、ごめん。じゃあ君は旦那さんに先立たれたの? だといいんだけど。)

Aurora: No, I’m still married. (いいえ、私はまだ結婚してるわ。)

Chandler: So, uh, tell me, how do, how do you think your husband feel about you sitting here with me… ⑬sliding your foot so far up my pant leg you can count the change in my pocket? (それじゃあ、教えて。君の旦那さんはどう感じると君は思うかな、君が俺と一緒にここに座っていることについて…君が俺のポケットに入っている小銭を数えることができるほど、俺のズボンの脚の上の方まで君が自分の足をスライドさせていることについてね。)

Aurora: Don’t worry. I ⑭imagine he’d be okay with you because really, he’s okay with Ethan. (心配しないで。夫はあなたのこと、オッケーだと思うわ。だって、ほんとに、夫はイーサンのこともオッケーなんだから。)

Chandler: Ethan? There’s, there’s an Ethan? (イーサン? いるの? イーサンっていうのがいるの?)

Aurora: Mmmm… Ethan is my… boyfriend. (んーん… イーサンは私の…恋人なの。)

All: What?! (何だって?)

Chandler: So explain something to me here, uh, what kind of relationship do you imagine us having if you already have a husband and a boyfriend? (じゃあ、ここで俺に説明して。君は俺たちがどういう(種類の)関係を持つと想像してるの? もし君にすでに(一人の)夫と(一人の)恋人がいるのなら。)

Aurora: I suppose, mainly sexual. (思うに、主に性的な関係かしら。)

Chandler: …Hm. (ふーん。)

Monica: Oh. I’m sorry it didn’t work out. (まぁ、うまくいかなかったなんて残念ね。)

Chandler: What not work out? I’m seeing her again on Thursday. Didn’t you listen to the story? (うまくいかない、って何のこと? 俺は木曜日にまた彼女と会う予定だ。今の話を聞いてなかったの?)

Monica: Didn’t YOU listen to the story? I mean, this is ⑮twisted. How could you ⑯get involved with a woman like this? (あなたこそ、今の話を聞いてなかったの? こんなの、ねじ曲がってるわよ。こんな感じの女性とどうやって関わるって言うの?)

Chandler: Well, y’know, I had some trouble with it at first too. But the way I look at it is, I get all the good stuff. All the fun, all the talking, all the sex… and none of the responsibility. I mean, this is every guy’s fantasy! (ほら、最初は俺もその件についてはちょっと困ったんだよね。でもそれの見方によれば、俺は全ての良いことをゲットしてるんだよね。全ての楽しいこと、トーク、エッチ…そして、一切の責任はなし。つまり、これは全ての男の夢なんだよ!)

Phoebe: Oh, yeah. That is not true. Ross, is this your fantasy? (ああ、そう。そんなの本当じゃないわ。ロス、これってあなたの夢?)

Ross: No, of course not. Yeah. Yeah, it is. (いや、もちろん違うよ。あぁ、あぁ、確かにそうだ。)

Monica: So you guys don’t mind going out with someone else who’s going out with someone else? (それじゃああなたたち男性は、誰か別の人と付き合っている人と付き合うのは気にならないの?)

Joey: I couldn’t do it. (俺ならそんなことはできないな。)

Monica: ⑰Good for you, Joey. (よく言ったわ、ジョーイ。)

Joey: When I’m with a woman, I need to know that I’m going out with more people than she is. (俺が女と付き合う時には、彼女が付き合ってるよりも俺の方が多くの人間と付き合ってるとわかってる必要があるね。)

Ross: Well, y’know, ⑱monogamy can be ⑲a tricky concept. I mean, ⑳anthropologically speaking…. (ほら、一夫一婦制が扱いにくい概念なんだよ。ほら、人類学的に言うとね…)

Ross: Fine, fine, all right. Now you’ll never know. (いいさ、いいさ、構わないよ。もう君らは決してそれを知ることはないね。)

Monica: We’re kidding. Come on, tell us! (冗談よ。ねぇ。話して!)

All: Yeah! Come on! (そうだよ。さあ!)

Ross: All right. There’s a theory ㉑put forth by Richard Leakey– (よし。リチャード・リーキーによって提案された理論があるんだけどね…)


単語・フレーズ解説

none of 「(誰も、何も、一つも、どれも、どの、どれ一つとして)~ない」

bullets 「bullet 銃弾、弾丸」

made it to 「~に間に合う、~に達する、~へ到達する、~までたどり着く」

barely 「辛うじて、やっと」

all night long 「一晩中」

all the way to 「はるばる〜まで、わざわざ〜まで」

for the hell of it 「面白半分に、ふざけて、用(目的)もないのに」

More or less 「多かれ少なかれ、大体、おおよそ」

All of a sudden 「突然」

divorced 「be divorced 離婚している」

widowed 「be windowed 夫(妻)を亡くした、夫(妻)と死別した、夫(妻)に先立たれた」発音 wídoud

Hopefully 「願わくは(~だといいんだが)」

sliding your foot so far up 「slide up 上に滑らせる」

imagine 「想像する、思う、心に描く、推測する、仮定する」

twisted 「捻れている、曲がっている」

get involved 「関与する、関わり合いになる」

Good for you 「よくやった、えらいぞ」

monogamy 「一夫一婦制」発音 mənɑ́gəmi

tricky concept 「tricky やりにくい、扱いにくい」「concept 概念、観念」

anthropologically speaking 「anthropologically 人類学的に」発音 æ̀nθrəpəlɔ́dʒikəli 「副詞 + speaking ~(的)に言うと」

put forth 「(考え・アイデアなどを)出す、提案する」

 

ということで今回はここまでです、前回といい少し長くなってしまいましたね。
段落的に区切るところがなかったというのが理由です。

 

今回のポイントはこちら

ポイント1none of the bullets hit the engine block.「弾丸はどれもエンジンブロックには当たらなかったの。
ポイント2:so we made it to the border.「それで私たちは国境まで着いたのよ
ポイント3sliding your foot so far up my pant leg you can count the change in my pocket?「君が俺のポケットに入っている小銭を数えることができるほど、俺のズボンの脚の上の方まで君が自分の足をスライドさせていることについてね

ポイント1:「none of〜」

「none of〜」は「(誰も、何も、一つも、どれも、どの、どれ一つとして)~ない」と紹介しました、「of」の後ろには名詞や代名詞が付き、「the」や「this」といった限定詞が付くこともあります。

 

例1:None of them had any money. 「彼らの誰もお金を持ってなかった。」
例2:It’s a shame that none of the people applying for the job were accepted.「仕事に申し込みした誰1人受からなかったのは残念です。」

 

ポイント2:「make it 」

「make it」は「間に合う、達する、到達する、~までたどり着く」「時間に間に合って何とか到着する」という時に使います、「make it to 場所」で「〜に着くことができる」となります。

 

「make it」には「成功する、うまくいく」といった意味合いもあるので例文で確認してみましょう。

 

例1:If we run, we should make it.「もし走るなら、間に合うだろう」
例2:With blood pouring from his leg, he made it to a nearby house.「足から流血しながら、彼は近くの家にたどり着いた」
例3:If you try, you can make it.「もし挑戦するなら、うまくいくよ」
例4:I hope we can make it.「成功することを願ってるよ」

ポイント3:「sliding your foot so far up〜」

ここのところ混乱した人もいるのではないでしょうか?1つ1つ解いていきましょう。

sliding your foot so far up my pant leg (that)you can count the change in my pocket?

まず「so〜that〜」の文がここで隠されています、ここでの「so〜that〜」は程度を表し「so〜 that~」で「(後文)~なほど(前文)~である」になります。

 

「far up」は「はるか上に」

 

that前の文を訳すと「ズボンの脚上に届くほど君の足がスライドしていること」
that後の文を訳すと「君は自分の足を僕のズボンの脚上までスライドさせていること」

 

このようになります、正直パッと見理解しづらい文ではあると思いますね。僕自身も結構調べました!

例:She wasn’t so weak that she couldn’t walk.「彼女は歩けないほど弱っていなかった」
例:I’m so busy that I can’t take my dog for a walk.「犬を散歩につれていけないほど忙しい」

長くはなりましたが今日はここまでです、読んで頂きありがとうございました。